バタフライ・エフェクト その1

昨今は、日本経済も私の財布も何とも情けない様相である。


GDP世界第2位の日本がである。
もっとも第1位の米国から端を発した金融恐慌なのだから致し方ないのかもしれない。


今回の米国の金融恐慌の原因は諸説諸々であるが、ロスチャイルドとロックフェラーの喧嘩話であるとの説は説得力が大きい。
それにしても何で今更喧嘩などしたのだろうか?


実際は喧嘩ではなく限られたパイ(米国経済)の争奪戦だったのだ。
アメリカ経済の破綻のきっかけは2008年8月のロシアのグルジア侵攻で、それを非難したアメリカにエイ・ヤァーの掛け声でロシアがアメリカ国債を売り浴びせたのだろう。
その前年よりサブプライムローン問題でバタバタしていた米国に一層の動揺が走ったのだ。
その結果緊縮した米国経済の中で生き残りを掛けてロスチャイルドとロックファラーがやりあったのだ。


バタフライ・エフェクトの実証である。
正に地球規模でのカオスである。


原油高で鼻息を荒くしていたロシアも、下がり始めていた原油価格に、更なる低価を招いてしまったようだ。
自業自得とも言える。


あおりを受けて中東の原油価格も半減した。
石油取引で潤っていたバーレンなど今や仮死状態である。
もともと青森県程度のGDPしか持たなかったバーレンなど、ひとたまりも無い。
獣医に言わせれば、リスや小鳥のような小動物の方が治療は難しく怖いのだそうだ。ちょっとした出血で死んでしまうらしい。


米国サブプライムローン問題では、本来蚊帳の外にいて影響の小さかったはずの日本まで影響してしまった。
思えば米国御用達の日本に影響が無いと思う方が無理なのだ。


円高ドル安は日本には悪いことばかりではない筈なのに、日本社会全体が意気消沈してしまうのはマスコミが悪いニュースばかりを無責任に報道するからでもある。
借金大国日本をがなり立てるのであれば、同様に対外資産大国も報道すべきである。


派遣切りを会社や政府のせいにするならば、飲食業や介護サービスの就職斡旋を断る輩も、同じ比重で報道すべきだ。
判断を国民に委ねるべきなのに、マスコミの価値観を押し付けている。
日本を駄目にするのは、マスコミと社民党民主党であろう。


漢字を読み間違えたり、ホテルのバーで飲酒する首相を揶揄するのであれば、中国や韓国に毅然と臨む首相も報道すべきだ。
マスコミは間違いなく日本を駄目にしている。


これからのとるべき道のひとつとして考えてみた。
キーポイントは中国である。
今から中国に事業展開しようなどという話ではない。
日本を含め世界的に通貨が信用力を失っている。
その中で比較的安定して、近い将来に最も価値の高まる可能性が一番大きいのが中国元である。




<<敢えて推敲無しで投稿する。後に読み返した時の楽しみにします。>>