パンダの徒然日記

今回の長崎旅行、前回は20年前か30年前かすら思い出せないので、初めてと同様です。

初日は移動の関係で諫早駅前で一泊し、翌日は島原鉄道で島原に向かいました。

ホテルを出た時から怪しかった空模様も島原駅到着時には小雨になっていました。

この島原では湧水と桜を楽しむ予定でしたが、思ったより島原鉄道の約1時間の旅がつまらなく、テンションダダ下がりでしかも小雨、歩くのも億劫なのでホテルにチェックインとも思いましたが、まだお昼になったばかりの時間でフリーアーリチェックインは無理と思い、駅前の床屋で頭丸刈りと髭剃りを2600円で依頼し、アーケイド通りに行き傘不用の散歩を楽しみサラマンジェで遅めの昼食にしました。

この店狙っていた訳では無く偶然前を歩いていたのですが、素晴らしい音でJAZZが外にまで微かでしたが聞こえていたので思わず足を止めたところ、ランチサービスをやっていたので何気なしに入ってみました。音源こそデジタルになっていましたが、スピーカーが素晴らしくアナログで聴いてみたくなるような店で、以前はライブもやっていたとの事、年恰好僕より2~3歳上のマスターから色々島原のミュージックシーンを聞いていましたが、マスターが東京在住の学生の頃通い詰めたジャズ喫茶が水道橋のスィングであり、JAZZとの出会いが僕と同じで若気の行ったり来たりで格好から入ったとの事、マイルスのトランペットではなく、マイルスの格好良さから入ったと、嬉しくなっちゃう話で盛り上がりました。

ついでに日帰り温泉でもと思ったところ、直ぐ近くにあるが今日は定休日との事で、今夜の飲み屋で好い処を教えて頂き、ホテルに3時15分前にチェックインし肌寒かったので風呂に浸かりベッドでウロウロし気が付いたら午後8時頃になっていました。

昨夜の諫早同様またラーメンで騙され、普通の中華そばが食べたいとブツブツ独り言を言いながらサラマンジェのマスターから仕入れた、ホテルから徒歩5分程度のスナック七万石に行きました。小雨は傘が要らない程度にはなっていました。お店は僕より少し先輩のお姉さんと、僕より大先輩のお姉さんの二人で廻していましたが、このお二人が黒のベストと蝶ネクタイで宝塚の男役の様なクールビューティな方で、店内もオーセンティックなショットバーみたいで、ワガママ客代表見本の喫煙・カラオケ・ビール(ヘビースモーカ・ヘタクソマイクハナサーズ・ビール以外の酒飲めない)と僕のワガママ三条件を気軽にOKしてくれたので、他のお客さんがいないので大好きなアメリカンオールディーズを大声で歌いまくりました。

小一時間もすると地元の10名弱の団体客が入ってきたので、気遣いのつもりで初めは北島三郎や田端義男を唸っていたのですが、途中レイチャールズを入れたところ、思いの外好評だったので気を好くし、団体客の歌を邪魔してもイケナイので退散しましたが、勘定したところ想定の半分程度にしかならず、申し訳なさもあり少しチップを置いてホテルに戻りました。途中のファミーリマートでモカコーヒーと煙草を仕入れてその日は色々あったのですが、結果として幸せ気分のまま就寝しました。