“毒ギョーザは中国の責任じゃない”の中国側見解

昨日中国が餃子事件での正式見解を初めて発表した。


http://ime.nu/www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008022800884


時事通信社の記事である。
これを「前向きと評価」した、なんとも違和感の在る福田総理の発言である。
何か底に大きな思惑があっての発言かもしれないが、日本国の総理としてのこの発言に、国民の全てが吃驚し、そして生理的嫌悪感をもったのでは。


もともとが中国大好き総理ではあるが、日本人の生命と財産を守る日本国公務員の親方でもある。
中華思想の中国が素直にゴメンナサイするはずが無いのは予定路線だが(だから中華思想、世界中でオラが一番)、日本の親方がこの様な表現をするとは、日本人以上に中国政府がビックリしたかもしれない。
外交こそ「力が正義」である。
新幹線の技術供与の問題等、中国にはナメラレパナシであるな。


福田総理何かお土産をもらったのかなぁ〜とも推察する。
7月の洞爺湖サミット、8月には北京オリンピックもあるしで、実は当初からそーなるのではと思っていた。
お土産として可能性のあるのが、従前より日中間での課題であった日中双方の警察機構の直接協議・合同捜査である。(今回の餃子事件だけの事ではなく、今後の事件のことです。)
現在は外交ルート先にありきで直接連絡を取り合って協議開催とはいかない。
今回の餃子事件でも結果日本の警察が中国に協議のため上陸したが、段取りは外交ルートを通じてであり、原因となった工場の視察は、視察ではなく実質上の捜査だとの事で拒否されている。


しかし日中双方の警察が手続きとして直接行えるようになったとしても、形式上の事で実質効果は未知数である。お土産をもらって取引するならばシッカリやって欲しい。
外交に正義は無い以上、取引は悪ではない。


中国は日本との友好など望んでいない。
中国国民をコントロールする上で、判り易い外敵をぶら下げておけば、国民統制がし易いのである。
東シナ海の海底油田問題で明らかではないか。
南京問題や、慰安婦問題での針小棒大作戦をみても自明であろう。
その中国に謝罪を期待する事自体が愚である。
餃子事件の黒白を付けることより、取引した方が得策だと思う。
福田総理の下では中国食品の前面輸入禁止は無理だろうし、どの総理であっても無理だろう。
現実性、実効性を問われない無責任な野党が好き勝手な事を言えるだけだ。


しかし中国側の今回の回答を受けて、「中国も頑張って原因究明を行っていることを前向きと評価します。近い内には明確になるでしょう。それまではとりあえず暫定的輸入禁止措置をとりますが、原因がハッキリするまでですから、怒らないでね。」くらいのことは言って欲しいなぁ。


そーすればお土産も大きくなるだろうし、我々市井の一市民は自己責任と自己判断で食品を購入すればよいではないか。
と言っても、輸入元や販売店こそ原因究明が成されない食品を扱うとは思えない。これは政治的判断では無く経済原則である。
国際感覚の欠如と思っていた我が女房ですら、中国製品を完全に忌避している。ちょっと惚れ直した。