中国産餃子事件

2年以上前に自分のブログで書いた文章だが、二宮尊徳の(報徳思想)に、経済の無い道徳は陳腐であり、道徳の無い経済は犯罪である。との言葉を今改めて噛み締めている。


今回の中国産餃子事件である。
拝金主義と中国を揶揄する言葉で片付けようとする輩も居るが、事の顛末が明確にならない前から決め付けて良いのだろうか。
松本サリン事件を思い出すべきである。状況的にはそうだろうと思われる事であっても、あくまで状況であり、確定ではない事柄を、さもありなんと決め付ける愚を繰り返してはならない。


見苦しいほどの言動をみせる中国のプロパガンダも稚拙だが、日本のマスコミも検証前の事柄をただただ面白おかしく煽っているだけではないのか。
色々な角度から飛び交う数多の情報から、冷静に判断しなくては、中国の餌食になる前に、日本のマスコミの餌食になってしまう危惧すらある。


冒頭に書いた言葉は中国を揶揄するばかりではなく、我々日本人も気を付けるべき言葉ではないのだろうか。


食の安全は不可欠である。日本国政府は日本人の生命と財産を守る事を第一義としている。
正しい検証の結果を待ちたい。


被害に遭われた方々の、一日も早いご回復を祈念します。