ボーイング787の事故、恣意的で恐縮です。


私は機械音痴を自認している。

そんな私でも旅客機の件では興味が大きく沸く。
毎月のように海外出張が続いているからである。
件のボーイング787型機には未だ搭乗実績は無い。
が、搭乗の機会を楽しみにしていた。
ビジネスクラスに拘る私には機内の居住性に興味があった。
最新システムの調光や大きな窓、与圧システム、空調、天井高等、
その素晴らしさを体験したいものだと思っていた。


そこへ来て今回のトラブル(事故・アクシデント)である。
この機種は今現在世界で49機(受注残799機)が稼働中であり、
その半分の24機が日本航空全日空の日本勢である。
そしてそのJALANAの機材に殆ど集中してトラブル(事故・アクシデント)が発生した。


またこの機種は世界の主な部品メーカー900社が製造に参加しており、
担当比率35%を日本勢が占めている。
これはボーイング社と同等の担当比率である。
そして今回のトラブル(事故・アクシデント)の犯人かもしれないとして
注目されているのが、日本製のリチウムイオンバッテリーである。
(その他、窓ガラス・燃料バルブ・オイル漏れ・ブレーキ不調等々あり。)


航空機の場合、その部品1個1個に何重もの品質チェックがされ、
同様に何重もの安全策が掛けられ組み立てられている。
新機種の場合、稼動中に新たな瑕疵(初期不良)を見つけ、
直しながら飛んでいるといっても過言ではないが、
その瑕疵の大きさは致命的なものであってはならない。
今回のトラブル(バッテリー事故)は不幸中の幸いで、
長距離の洋上飛行中だったら致命的なトラブル(事故・アクシデント)だった。


穿った見解かもしれないが、今回の件は本当に事故なのか?
私には何故か事件のような気がしてならない。
なぜJALANAに集中しているのか?
なぜこの時期に集中して発生したのか?
なぜ日本製部品が最初から犯人扱いなのか?
もし事故ではなく事件ならば誰が利益を得るのか?


JALANAも経費削減のためか、この機種については、
その整備の一切を某国の整備工場に委託している。
自分でも嫌な性格だと思うが、結果(事故)には必ず原因がある。
時期尚早で客観性と公平性に多少欠けていると自認してはいるが、
また自分でも多少下品な気がしてはいるが、何故か気になってならない。
あまりにもそのタイミングが某国には好さげである。


しかしこの機種はエンジンの不調や、開発中のストライキ等で、
既に予定納期を3年以上延期した上で、
2011年10月に第1号機がANAに納入されている。
三菱重工担当の主翼の構造問題等もあり、
その3年間の間には何度も延期を繰り返した。
難産の上で産声をあげたのだが、
そうであっても初営業から1年以上経ってから起こった
連続したトラブル(事故・アクシデント)である。


納入後(営業開始後)の整備に問題はないのだろうか?
日本航空の場合、同機種の部品の整備・調達は、独ルフトハンザテクニック社と
米ハミルトン・サンドストランド社が担当しているが、
その整備工場は中国にあり、ANAも整備工場は中国であると聞いている。
もしそうならば、現場の作業員は中国人が中心のはずであり、
日本人(日本国)には何をやっても「愛国無罪」の国民である。


整備工場の件は、無知の上での穿った見解であることを自認している。
よって客観性・公平性に欠けて発言であることも自認している。


我が家の老妻ですら、口に入れるものと肌に触れるものは、
中国製品を忌避している。
軍のトップ(中将級)が日本との開戦を臆面もなく口にし、
それをまたまた臆面もなく世界に喧伝する国でもある。
毒餃子事件を思い出して欲しい。
愛国者と称する輩が、所属する会社の利益よりも、
自国の利益と信じて、愛国心を優先するかもしれない。
と、私は危惧している。
穿った見解であるかもしれないが、
公平性と客観性に欠ける見解かもしれないが、
それでもやはり、私は危惧せざるを得ない。


事実誤認等があったら指摘してください。
少ない読者に間違った情報を与えることを避けたい。
今回の日記は、感情論が先走りしている気がしますが、
私にとってはかなり重大なアジェンダだからです。


明日から海外出張だが、往復共に機材はボーイング747-400である。


http://www.cnn.co.jp/business/35027071.html

(CNN) 米ボーイングの最新鋭機787(ドリームライナー)
相次ぐトラブルを受け、各国の当局が運航停止を指示した。

以上