母へ arigatou

あまりにプライベートな事柄ですが、
母が逝きました。
ここに掲載しておけば、母の事が系統だって思い出せます。
あくまで私自身のために掲載しました。
こんな母と息子の現実があった。
その記憶です。

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母の儀
4月初旬に母が逝った時 桜の花が開き 荼毘の時 桜吹雪でした
棺の中の母は 穏やかな美しい顔でした
思えば 六十代より七十代 七十代より八十代と
母は豊かに美しく年を重ねていきました
そして八X歳とXヶ月で 桜の花と一緒に呼ばれて旅立ちました


母はワガママでした 自分でも業が深いと よく言っておりました
でも明るくてオシャベリで 歌うことの好きな人でした
介護や看護の皆さんからは マドンナと呼ばれていました
母は自分が望んだ場所で逝きました
東京XXのXXXXXが 終の棲家になりました
多くの皆さんに慕われ 多くの皆さんに助けられ
母は旅立つことができたました  


母の戒名は XXXXXX です
X月XX日にXX院にて 施主・長男 により
四九日法要を行いました 
今頃は二十五年前に逝った父との再会を 喜んでいることでしょう


食欲の衰えた母が好んで食したのが
コンビニエンスストアのおでんの大根でした
毎日のように母が望むので 近くのお店に買いに行きました
心ばかりの品ですが 同封しましたクオカード(QUO-CARD)は
セブンイレブンやローソンでも利用できます
お納め下さいます様お願い申し上げます


生前の母へのご厚誼に深く感謝し 心よりお礼申しあげます 
ありがとうございました
              平成二十三年 皐月


ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃
西行法師

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母の死を迎えて、これからの自分はどうなるのでしょうか
自分でも驚くほど大きな喪失感に苛まれています。
震災や戦争でなくなる方、
病気と戦ってなくなる方、
死にいたる形は千差万別でも、
愛する人を失う悲しさは、
恐らく国境や性別、肌の色に関わらず
世界共通の悲しさだと思います。